借金を背負うということ

僕の以前勤めていた会社の先輩の話になるが、その人は約300万円の借金を抱えていたそうだ。理由は以前に仲の良い後輩に借金をしてまでおごったりして作ってしまったらしい。

しかもその人は生まれつきなのか癲癇という病気を持っていた。その病気のことがあり以前の会社では実質クビのような形になっていたという。そして当時の会社の社長に受け入れてもらうことが出来てここでなんとかバイトとして働いている、と語っていた。

バイトとはいえ、彼は正社員並みの時間労働していたし、人数が必要ない時は帰ってもらうこともあったが、基本は残業だってしていた。しかしそんな彼だから仕事中に働いていても急に倒れたりすることも多く、もちろんその間の給料は出ていなかったように思う。

その上家に帰ると定年をむかえた父親が家にいて、面倒も見ないといけないようだった。男二人なのでご飯なども、外食はお金がかかるのでディスカウントショップで安くなっているウィンナーを焼いて食べたり、現在は禁止されているが、食品も扱っている会社なのでその廃棄品を持って帰って食べたりしていたそうだ。

そんな努力をしながら彼は借金をコツコツと返していたのだが、仕事中に彼の携帯に催促の電話がなったりとても苦労していた。彼もその時は良いのだけれど、一度借金を背負ってしまうとあとあと大変だと常に言っていてくれたお蔭で、僕は今まで電気やガスを止められるほどお金に困ることもあったが何とか借金をしないですんでいる。